あなたの大切な自転車が盗まれてしまったら、火災保険で補償を受けられる可能性があります。
しかし、補償を受けるためには「自宅敷地内に駐輪してあったこと」などの条件を満たさなければなりません。
ここでは、自転車の盗難被害で火災保険をスムーズに受け取るための条件や、保険金の申請方法を解説します。
また、保険金額の算出方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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火災保険で自転車の盗難被害が補償される2つの条件
火災保険といえば火事で家などが焼失したときの保険として、よく知られています。
しかし、火災保険が適用されるケースは火災だけではありません。
契約したときに「盗難補償」に入っていた場合は、自転車の盗難被害にも補償が適用されます。
自転車の盗難被害に火災保険が適用されるためには、以下の2つの条件を満たしている必要があります。
- 自宅の敷地内や指定された駐輪場に停めていた
- 自転車の鍵をかけていた
以下でそれぞれの条件について詳しく解説します。
①自宅の敷地内や指定された駐輪場に停めていた
自転車が盗難されたときに火災保険の補償を受けるためには、自転車を停めていたのが以下のような所定の位置であることが条件です。
- 自宅の中
- 自宅の軒下や庭
- 自宅敷地内の倉庫の中
- マンションやアパートの駐輪場
自宅や敷地内であること、と覚えておきましょう。
マンションやアパートに住んでいる場合、住宅から離れていても指定された駐輪場所であれば認められます。
自転車の盗難被害に遭っても、火災保険が受けられない場所もあるので注意が必要です。
具体的には、以下の場所が挙げられます。
- スーパーやコンビニ、駅などの駐輪場
- 路上などの敷地外
- 駐輪禁止区域
外出先での自転車の盗難は、基本的に火災保険では補償されません。
②自転車の鍵をかけていた
自転車を盗まれたときに火災保険を使うためには、自転車の鍵がかけられていたことも条件です。
自転車の鍵には下記のようにさまざまな種類がありますが、いずれも適用されます。
- 固定式のリングロック
- ワイヤーロック
- チェーンロック
- ダイヤル式ロック
オートロック式の駐輪場であれば、さらにスムーズに適用対象と認定されやすいでしょう。
日頃から注意して自転車の鍵をかけるように習慣づけることが大切です。
自転車の盗難でもらえる火災保険の保険金額はいくら?
火災保険で自転車の盗難が補償される際には、新価または時価という2つの評価額から保険金額を算出されます。
- 盗まれた自転車の購入額3万円
- 新しい自転車の購入額4万円
- 自己負担額1万円
- 自転車の時価1万円
例として、上記のような金額だったとしましょう。
新価と時価、それぞれの保険金額は以下の通りです。
- 新価…4万円または3万円
- 時価…0円
詳しい計算方法を以下で紹介します。
新価の場合は、購入当時の金額に関わらず、盗まれた当時の価格が補償されます。
購入時は3万円だったが、物価の上昇などで現在4万円になっていれば、保険金は最大4万円支払われます。
ただし、保険会社への月々の支払いを減らすため、新価の場合は自己負担額を設定することがほとんどです。
自転車の料金(4万円)− 自己負担額(1万円)= 保険金額(3万円)
例のような条件であれば、新価では3万円を受け取ることができます。
次に、時価の場合を紹介します。
時価は使用することで価値が落ちていくと考えます。
このケースでは盗まれた自転車の時価と自己負担額がともに1万円です。
保険料(1万円)− 自己負担額(1万円)= 0円
上記の通りの計算式になり、保険金がおりません。
自転車の盗難による火災保険の申請方法を6つのステップで解説
自転車が盗まれてしまったときは、慌てずに順序立てて行動することが大切です。
火災保険を申請するために、以下の6つのステップで行動しましょう。
- 警察に盗難届を出しに行く
- 保険会社か代理店へ連絡する
- 保険会社から必要書類を受け取る
- 必要書類を保険会社に提出する
- 保険会社の調査を受ける
- 保険金を受け取る
ここでは6つのステップそれぞれについて、くわしく解説します。
一見難しく見えるかもしれませんが、ポイントを押さえることでスムーズに行動できるでしょう。
①警察に盗難届を出す
自転車が盗難に遭ったときは、初めに身近な交番や警察署へ届け出ましょう。
そして、火災保険を申請するために、受理番号を発行してもらう必要があります。
警察では被害届を記入するので、以下の物を準備しておくとスムーズです。
- 印鑑
- 盗難場所と日付、盗難に遭ったときの状況がわかるもの
- 自転車の防犯登録番号や車台番号がわかる書類
被害届を提出すると受理番号が発行されます。
受理番号は盗難された証拠として保険会社に提出する必要があるので、大切に保管しましょう。
②保険会社に連絡する
自転車の盗難を警察へ届け出したら、次は保険会社または代理店に連絡しましょう。
保険会社に電話をしたら、まずは「自転車を盗まれてしまった」ということを伝えましょう。
そして、盗難の日時など盗難に遭ったときの状況について聞かれるので、落ち着いて答えてください。
③保険会社から必要書類をもらう
保険会社に電話をした後、1週間以内に書類が届きます。
まずは、保険金請求書。
あらゆる損害保険を申請するときに必要となる書類で、被害日時や振込先の口座番号などを記載します。
警察で取得した受理番号の記載も必要です。
次に事故内容報告書。
自転車が盗難されたときの状況を細かく説明するための書類で、以下のような項目を記載します。
- 盗難が発生した日時
- 盗難場所
- 盗難被害の届け出をした警察署
- 警察に届け出た日時
保険会社によって、状況を説明するための図式を記入する欄がある場合や、保険金請求書と1セットになっていることもあります。
④必要書類を揃えて保険会社に提出する
保険会社からの書類を記入したら、下記の必要書類を揃えて提出しましょう。
- 保険金請求書
- 事故内容報告書
- 自転車の領収書など値段がわかる書類
- 自転車の盗難被害に遭った場所の写真
自転車の値段がわからない場合は、購入した店に問い合わせてみましょう。
書類を提出する方法としては、保険会社や代理店の窓口へ直接持ち込むことが確実です。
また、保険会社から取り寄せた書類の中に、返送用の封筒が同封されていることもあります。
盗難発生から3年が経つと時効となり、保険金が請求できなくなるので、早めに提出するように心がけましょう。
⑤保険会社が被害状況の調査を行う
保険会社に書類を提出すると、後日、保険会社の鑑定人が現地調査を行います。
提出した書類の内容と、実際の現場の状況に相違がないと確認することが目的です。
立ち合い調査になる可能性があるので、自転車の盗難被害の状況をスムーズに伝えられるように、準備しておくことが大切でしょう。
ただし、状況によっては現場の訪問は省略されるケースもあります。
⑥保険金を受け取る
保険会社が書類を正式に受理し、補償の対象であると認められると、保険金を受け取ることができます。
保険金は、保険金請求書に記載した口座に振り込まれます。
着金日の目安は、一般的に申請が完了した日から、その日を含めて30日以内です。
ただし、保険会社の調査が長引いた場合は、支払いが延期されるケースもあります。
30日経っても着金が確認できない場合は、保険会社に問い合わせましょう。
火災保険の申請で迷ったら申請サポート業者を利用しよう
自転車の盗難は、条件によって補償されないこともあり、申請をためらう方も多いことでしょう。
火災保険の申請を行う際に、申請サポート業者を利用すれば、補償対象かどうかを見極めて適切なサポートをしてくれます。
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保険金の受領後に自転車が見つかったらどうする?
自転車が盗難に遭っても、まれにですが警察に発見されるなどして見つかることがあります。
保険金を受領した後に見つかった場合には、保険会社に速やかに連絡しなければなりません。
保険金の受領後は、盗難された自転車の所有権は保険会社に移っています。
盗難されて戻ってきた自転車を、そのままあなたが使用したとしましょう。
自転車を紛失していないにも関わらず保険金を受け取ったことになり、詐欺行為にあたるおそれがあります。
保険金を受け取ったが自転車を購入していなかったり、愛着があったりする場合は戻ってきた自転車をそのまま使うことが可能です。
ただし、受け取った保険金を保険会社に返還しなければならないことを覚えておきましょう。
自転車以外の盗難被害も火災保険で補償される?
火災保険の盗難補償では、自転車以外にも下記ような場合に補償を受けることができます。
- 家電の盗難
- 現金や預金通帳の盗難
- 窓ガラスを割り破られた
- ドアの鍵を破損された
ただし、下記のように対象外、または上限額が定められているケースもあるので注意が必要です。
- 現金や貴金属などは補償金額に上限がある
- 自動車は補償の対象外
- 商品や業務用設備は場合によっては対象外
ここでは火災保険における盗難補償の補償内容について、くわしく解説します。
現金や貴金属などは補償対象だが金額に上限がある
現金や貴金属も盗難補償の対象です。
ただし、高額な場合は金額に上限が設定されています。
保険会社によって基準が異なるので、下記で2社の例を紹介します。
東京海上日動火災保険
1個または1組あたり30万円を超える宝石や美術品等の高額貴金属等は1事故あたり合計100万円まで補償します
引用元:東京海上日動火災保険公式HP
SBI損保
通貨、小切手、電子マネー、乗車券等…30万円
預貯金証書…300万円または家財の保険金額のいずれか低い額
引用元:SBI損保公式HP
以上のように盗難被害に遭った金品の値段ごとに、30万円から数百万円までの上限があります。保険会社によってはプランごとに上限金額を変えていることもあるので、しっかり確認しましょう。
自動車は補償対象にならない
自動車や排気量125ccを超えるバイクの盗難は、火災保険の補償対象にはなりません。
その代わり自動車には自動車保険、バイクにはバイク保険があります。
各保険の補償対象を把握しておくことが大切です。
ただし、排気量125cc以下の原付の盗難には火災保険が適用されます。
「敷地内にあったこと」など、補償が適用される条件は自転車と同様です。
商品や業務用設備などは補償されないこともある
店に陳列されている商品や、業務用設備は火災保険で補償されないことがあります。
商品の盗難とはいわゆる万引きのことで、ほとんどの場合において保険による補償が認められません。
その代わりに、業務用設備や運搬中の盗難には、店舗保険や運送保険が適用されることがあります。
自宅兼店舗の場合は、契約内容によっては火災保険で補償されることもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ:自転車などの盗難被害にも火災保険を活用しよう
自転車の盗難被害に遭ったとき、火災保険で補償を受ける方法について紹介しました。
大切なことは、すぐに警察に届け出を行い、保険会社へ連絡することです。
冷静に対処することで、スムーズに補償を受け取ることができるでしょう。
また、日頃の習慣も重要です。
自転車は敷地の適切な位置に駐輪し、鍵をかけること。
単純なことですが、自転車の盗難被害に遭った際に保険金を受け取れるように、習慣付けておきましょう。
また、加入っている火災保険の補償内容をしっかりと把握しておくことも大切です。
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