子供がドアを壊した!火災保険が使える4つの事例と費用相場を解説

火災保険でドアの破損は補償される?補償される事例や修理費用の相場を徹底解説 火災保険を活用

「家のドアが壊れてしまった!」

「火災保険で修理できるって聞いたけれど、本当に補償されるの?」

家のドアに穴が開いたり、鍵が壊れてしまったり、突然の破損による修理費の出費は気になりますよね。

火災だけでなく、不測かつ突発的な事故による損害も火災保険で補償されます。

この記事では、どんな場合に火災保険でドアの破損が補償されるのか詳しく解説します。

修理費用の相場や、補償されないケースも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

火災保険の申請には建築や保険の専門知識が必要なので、申請サポート業者への相談がおすすめです。


火災保険でドアの破損が補償される4つのケース

火災保険でドアの破損が補償される4つのケース

まずは、火災保険でドアの破損が補償されるケースを4つ紹介します。

どのような場合に火災保険の補償対象となるのか知っておくことで、もしもの時も安心です。

  • 台風による強風で玄関ドアが破損した場合
  • 空き巣の被害に遭い玄関ドアの鍵を壊された場合
  • 車が玄関に突っ込んできて玄関のドアが壊れた場合
  • 小さな子供が遊んでいてドアを壊した場合

以下でそれぞれ詳しく解説していくので、火災保険申請の際には参考にしてください。

①台風による強風で玄関ドアが破損した場合

台風による強風で玄関ドアが破損した場合、火災保険の風災補償の対象となる可能性が高いです。

台風などの強風にあおられたり、強風で飛んできた物があたったりして玄関ドアが壊れてしまった時は、自然災害という不測かつ突発的な事故が原因となります。

そのため、火災保険の補償範囲内であることが多いです。

ただし、風災補償では免責金額に注意が必要です。

昔の契約の中には、風災補償に20万円までのフランチャイズ方式の免責金額が設定されているものがあります。

フランチャイズ方式では、損害額が20万円未満だと給付金が支払われず、全額自己負担するしかありません。

一度ご自身が契約している火災保険の契約プランを確認しておきましょう。

②空き巣の被害に遭い玄関ドアの鍵を壊された場合

空き巣の被害に遭い玄関ドアの鍵を壊された場合、火災保険の盗難補償を受けられる可能性があります。

鍵が壊されてしまった場合、鍵の交換が必要です。

家財の被害もあわせて、突然の出費に生活費が圧迫されて不安になることもあるでしょう。

そんな時、火災保険で修理費用が補償されると安心ですね。

なお、玄関ドアは家財ではなく建物として補償の対象となります。

保険の対象に建物が含まれており、かつ盗難補償がついている必要があります。

③車が玄関に突っ込んできて玄関のドアが壊れた場合

③車が玄関に突っ込んできて玄関のドアが壊れた場合

車が玄関に突っ込んできて玄関のドアが壊れた場合、物体の落下・飛来・衝突として補償を受けられる可能性が高いです。

自宅でくつろいでいたら、家の前の道路から突然自動車が玄関へ突っ込んでくる、という事故も起こっています。

まさに青天の霹靂、不測かつ突発的な事故のため、火災保険の補償対象となることが多いです。

自動車自体ではなく、車の事故による飛び石によって被害を受けた場合も補償を受けることができます。

ただし、損害賠償で損失の補償がされている部分については、火災保険の対象外となります。

相手から損害賠償を受け取った場合、その金額分については給付金を請求することはできないので注意しましょう。

④小さな子供が遊んでいてドアを壊した場合

小さな子供が遊んでいてドアを壊した場合も、火災保険の補償の対象となる可能性があります。

遊んでいる際に物を投げてしまい、それがドアにぶつかってドアが壊れてしまう、ということも起こり得ます。

そんな時、物を投げたことが原因だから補償されないのでは、と不安になる人も多いことでしょう。

しかし、小さな子供が突然物を投げるのを予測することは難しいので、不測かつ突発的な事故として扱われます

そのため、火災保険で修理費用が補償される可能性が高いのです。

ドアの破損で火災保険を申請するなら申請サポート業者へ相談しよう

ドアの破損で火災保険を申請するなら申請サポート業者へ相談しよう

ドアの破損が火災保険の補償対象になりそうなので申請したいけれど、手続きの仕方が分からないという人もいるのではないでしょうか。

火災保険を申請するなら、申請サポート業者へ相談しましょう。

火災保険の申請は複雑で、1つでも書類を間違えると給付金額を満額受給できない可能性があります

火災保険の申請には建築や保険の専門知識が必要なので、申請サポート業者への相談がおすすめです。


ドアの破損にかかる修理費用の相場は?

ドアの破損にかかる修理費用の相場は?実際にドアの破損にかかる修理費用はいくらなのか分からない、という人も多いです。

ここでは、ドアの破損にかかる修理費用の相場を紹介します。

建物のドアには室内ドアと玄関ドアがあり、材質や設置する工法が異なるため、かかる修理費用も大きく異なります

室内ドアの多くは木製で、扉と枠の2つのパーツで構成されています。

そのため、基本的に室内ドアの交換の際は、扉と枠を両方交換する必要があるのです。

枠を交換する場合、壁や床の工事も必要となり、費用の相場は10万円程度から

工法によっては、既存の枠をそのままに扉だけを交換することも可能です。

その場合の費用の相場は6万円程度。

一方、玄関ドアの多くはアルミ製で、基本的に扉部分のみの交換はできません。

そのため、玄関ドアに加えて室内壁や外壁、玄関土間の付帯工事を行う必要があります。

工事の規模が大きいため、かかる費用の相場は数十万円程度

リフォーム専用のカバー工法は、既存の枠を活かして新しい枠を施工する方法です。

カバー工法が利用できれば、付帯工事をせずに玄関ドアを交換することができますが、それでも費用の相場は20万円程度と高額です。

火災保険でドアの破損が補償されないケース5選

火災保険でドアの破損が補償されないケース5選

次に、火災保険でドアの破損が補償されないケースを5つ紹介します。申請をしたのに対象外だった、なんてことがないように、どんな場合に火災保険で補償されないのかしっかり理解しましょう。

  • 経年劣化が原因である場合
  • 故意に壊した場合
  • 使用に支障がない程度の破損である場合
  • 施工不良が原因である場合
  • 損害額が免責金額以下の場合

下記で詳しく解説するので、火災保険の対象になるか迷った時は参考にしてください。

①経年劣化が原因である場合

まず、経年劣化が原因である場合には、火災保険の補償の対象となりません

火災保険は、不測かつ突発的な事故による損害を補償してくれます。

そのため、何が原因で壊れたのか、いつ壊れたのか、事故発生原因と事故発生日がはっきりしていないと対象とはならないのです。

設置してから年月が経ち、古くなってきたことによる破損が心配な場合は、早めに適切なメンテナンスを行うようにしましょう。

②故意に壊した場合

火災保険の契約者や被保険者が故意に壊したり、重大な過失があったりした場合は、火災保険の補償対象とはなりません。

重大な過失とは、些細な注意を払えば損害を避けられたにも関わらず、その注意を怠ったことで事故が起きたという、著しい注意不足の状態のこと。

ドアの破損の原因が故意または重大な過失にあたるかは、個々のケースに応じて判断されます。

③使用に支障がない程度の破損である場合

③使用に支障がない程度の破損である場合

使用に支障がない程度の破損である場合も、火災保険の補償の対象外です。

火災保険はあくまで、自宅で起きた不測かつ突発的な事故の損害を補償してくれるものです。

日常生活の中で生じた引っ掻き傷程度のドアの損傷は、どこの家庭でも容易に起き得るものであり、予測不可能とは言えません。

そのため、火災保険の給付金は受け取れないのです。

引っ掻き傷程度のドアの破損や汚損は、自分で修理できる場合もあるので、一度インターネットで調べてみてはいかがでしょうか。

④施工不良が原因である場合

施工不良が原因である場合、火災保険の補償の対象外です

施工会社に対する損害賠償請求をする必要があります。

これは不測かつ突発的な事故が原因ではなく、施工会社の工事内容に事故の原因があるためです。

⑤損害額が免責金額以下の場合

ドアの破損による損害額が免責金額以下の場合、火災保険の給付金は受け取れません

免責金額とは、損害が発生した際に自己負担する金額のことです。

免責金額の設定方式には、フランチャイズ方式と免責方式があります。

フランチャイズ方式では、損害額が20万円未満の場合は給付金が支払われず、20万円以上の場合は損害額全額が支払われます。

昔の火災保険では、風災補償の免責金額はフランチャイズ方式が一般的だったため、昔契約したままプランを見直していない場合は注意が必要です。

一方、免責方式では1万円など契約時に一定の自己負担額を決め、損害額から自己負担額を引いた金額が給付金として支払われます。

どちらの方式も、損害額が免責金額未満の場合は給付金が支払われないため、一度契約内容をしっかり確認しておきましょう。

まとめ:火災保険を利用してドアの破損を修理しよう

まとめ:火災保険を利用してドアの破損を修理しよう

ドアの破損にかかる修理費用の相場は数万円から数十万円と高額です。

この記事で紹介した火災保険でドアの破損が補償されるケースに該当するなら、費用を抑えるために火災保険を活用しましょう。

火災保険を申請する際は、申請サポート業者に相談するのがおすすめです。


ドアの破損でお困りの場合は、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。
火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。

家全体の破損箇所の調査見積もりから、書類作成のアドバイスまでトータルで手厚くサポートします。

費用については完全成功報酬型のため、申請しても万が一給付金が得られなければ、一切費用がかからないのでリスクなく依頼できます。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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監修者情報

松岡諭司

松岡諭司

保有資格

宅地建物取引士/公認 不動産コンサルティングマスター

家業の不動産屋にて大規模不動産仲介に従事。その後、売上5,000億円規模の一部上場企業にて、25年以上不動産関連業務に携わり続けてきた。リフォームにも詳しい専門家。

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