火災保険の無料調査は怪しい?なぜ無料でできるのか。実態を徹底解説!

火災保険 無料調査 火災保険を活用

「火災保険申請0円で見積調査!」といった広告やチラシを見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。

「何で無料で調査してくれるの?」

「そもそも何を調査してくれるの?」

このような疑問を持った方も多いはずです。

そこで今回の記事では、火災保険の無料調査の実態について徹底解説します。

他にも、火災保険の申請サポート業者を利用して保険金を請求するまでの流れも紹介していきます。

火災保険の無料調査について気になる方や調査を依頼したい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

火災保険の申請にお悩みなら、申請サポート業者の利用がおすすめです。


火災保険の無料調査って何を調べてくれるの?

火災保険の無料調査って何を調べてくれるの?

火災保険が補償してくれる被害は火事だけではありません。

自宅の破損箇所が火災保険の補償内容として適用されるかを業者が調査してくれるものが、火災保険の無料調査です。

ここで言う業者とは、火災保険申請サポート業者のことを指します。

台風や雪害の被害も火災保険が請求できる?

先程も少し触れましたが、火災保険は火事以外の被害でも補償してくれる場合があります。

火災保険が適用される補償内容は以下のような被害が当てはまります。

・台風

・雪害

・雹災

・水漏れ

・落雷

・爆発

・盗難など


火災保険申請サポート業者とは?

火災保険申請サポート業者は、その名の通り火災保険の申請のサポートをしてくれる業者です。

火災保険の申請は建物調査など専門知識が必要になるため、個人で保険会社に申請をして審査を通すことは簡単ではありません。

そんな時に力になってくれる業者が、火災保険申請サポート業者なんです。

専門知識を必要とする建物調査や書類作成のサポートまでしてくれます。

火災保険の無料調査をする理由。後から多額の手数料を請求されない?

火災保険の無料調査をする理由。後から多額の手数料を請求されない?

火災保険申請サポート業者が行う無料調査は、このような内容で行われています。

まず、建物に火災保険が適用される箇所がないか調査を行い、特に損害が見つからなければ0円で終了します

もし損害が見つかった場合は成功報酬として保険金の一部を業者に支払うというシステムになっています。

火災保険の無料調査は完全成功報酬型

先ほども軽く触れましたが、調査が無料で行われる理由は完全成功報酬型です。

火災保険が適用される破損箇所を見つけ、保険会社からの審査が通り、保険金が支払われた時に初めて料金が発生します。

審査が通らなかった場合には、料金を支払うということはないので安心してください。

反対に、保険金がおりるかどうかもわからない状態で料金の先払いを要求する業者がいた場合は、契約をすることはおすすめしません。

優良な業者は先払い制をとっていないので、ここからも契約する業者を判断していきましょう。

成功報酬の相場は?

一般的な成功報酬の相場は保険金額の25%~30%です。

中には保険金の50%を報酬として請求する業者もいるので、無料調査を依頼する前に成功報酬について必ず確認してください。

また、無料調査を依頼をした際に修繕箇所が見つからなかった場合は本当に0円なのかについても確認しておきましょう。

火災保険の請求から査定までの流れは?手順を紹介

火災保険の請求から査定までの流れは?手順を紹介

ここからは、実際にサポート業者に無料調査を依頼した場合の流れを以下で解説していきます。

火災保険の申請の流れを把握して、実際に申請する時にスムーズに進めることができるようにしておきましょう。

1:無料調査の依頼をする

2:建物の調査・申請書の作成

3:保険会社へ連絡し、申請書を提出

4:保険会社からの審査結果を待つ

5:業者へ成功報酬・契約金を支払う

火災保険はどのように保険金を請求し、どのタイミングで成功報酬を支払うのかなどポイントを押さえておいてください。

火災保険の請求手順その1:無料調査の依頼をする

気になるサポート業者を選んだら、まずは無料調査の相談をしましょう。

相談料、調査量、交通費など一切かからないこと、修繕箇所が見つからなかった場合もお金が発生しないことをこの時点で確認してください。

火災保険の請求手順その2:建物の調査・申請書の作成

次に、建物調査を本人立ち会いの元で行います。

信頼できる業者であれば、建築士土地家屋調査士など国家資格保有者が調査します。

確認のために免許証を提示してもらいましょう。

修繕箇所が見つかった場合は、実際に工事を行うための見積もりを作成してもらい業務依頼契約へ移ります。

その後は、火災保険へ保険金を請求するための書類作成を業者のサポートの元行います。

火災保険の請求手順その3:保険会社へ連絡し、申請書を提出

書類作成が終わると、次に保険会社へ連絡して書類を提出します。

保険会社への連絡は、基本的に被保険者本人が行います。

連絡する際には「保険請求希望」であることを伝えましょう。

火災保険の請求手順その4:保険会社からの審査結果を待つ

保険会社に書類を提出すると、見積額が正当であるのかを判定するために、保険会社による現地調査が行われます。

鑑定には被保険者本人と業者も立ち会います。

請求内容が正当であると判断されると、被保険者の指定口座に保険金が振り込まれ火災保険申請は終了。

審査結果の通知が来るまでの期間は、鑑定からおよそ2週間程度を要します。

火災保険の請求手順その5:業者へ成功報酬・契約金を支払う

振り込みを確認次第、業者に対して規約の成功報酬を支払います。

その後、修繕リフォーム工事の着工に入るという流れが一般的な火災保険申請の流れ。

建物調査からここまでの流れは、早くて3週間程度かかります。


火災保険の無料調査の業者選びは慎重に!選ぶポイントはこの3つ

火災保険の無料調査の業者選びは慎重に!選ぶポイントはこの3つ

詐欺行為を働く業者に騙されないために、ここでは信頼できる業者を選ぶ3つのポイントをまとめました。

大切な自宅を守るための火災保険ですが、どこまで補償されるのか素人には判断し難いものです。

家の修繕を行いたいと考えた時に、「無料調査」に目が留まるのは当然。

しかし、「無料調査」を謳う業者の中には悪質業者も多くいます。

信頼できる業者を選ばないと、思いもよらないトラブルに発展することもあるので十分注意しなければなりません。

これから紹介するポイントをしっかりと頭に入れて、業者を選びましょう。

信頼できる業者を選ぶポイント①:会社のホームページがある

信頼できる業者は必ずホームページがあり、実績や料金設定、手続きまでの流れまで記載されています。

反対に、悪徳業者のほとんどはホームページを作っていません。

「火災保険で0円リフォームできます」「火災保険で住宅を修理しませんか?」などの内容のチラシをポストにいれたり、営業電話をかけたりして仕事を取ります。

確かに火災保険で自己負担0円で修理することは可能ですが、専門家による正しい手続きがあってこそ叶うものだと考えてください。

無料だからと簡単に依頼するのは大変危険なので、必ずホームページを確認するようにしましょう。

信頼できる業者を選ぶポイント②:調査の前に契約書を作っている

信頼できる業者は、調査の前に契約書の作成を行い、手数料などを必ず記載しています。

反対に、悪質業者は契約書を作成しない場合がほとんどです。

契約書がないと、後から高額な費用を請求されてしまうかもしれません

調査をする際に契約書を提示してこない業者は、請求トラブルに発展する可能性が高いので注意してください。

信頼できる業者を選ぶポイント③:それぞれに合ったコンサルティングをしてくれる

信頼できる業者は、それぞれの家の被害状況に合ったプランを組んでくれます。

たとえホームページがある業者だとしても、定額プランの紹介しかない場合は専門知識が乏しいかもしれません。

この場合は悪質業者ではないかもしれませんが、審査が通りにくいです。

火災保険を使った修繕リフォームは、住宅調査、手続き、修繕リフォームを行う業者など各専門家が揃っていないと火災保険からの認定は厳しいものです。

なので、自宅に合ったコンサルティングが行えない業者は信頼できるとはいえません。

こんな業者には注意!実際に起きた火災保険の請求トラブル事例を紹介

こんな業者には注意!実際に起きた火災保険の請求トラブル事例を紹介

ここからは、実際に起きた火災保険に関する悪質業者とのトラブル事例を3つ紹介していきます。

火災保険の無料調査を依頼する前に、絶対に避けるべき悪質業者の手口をここで知っておきましょう。

自然災害が増えている今、保険金を使ったトラブルが大変増えており、国民生活センターでも注意喚起されています。

以下の事例を参考にして、悪質業者に騙されないように注意して無料調査を依頼してください。

火災保険の請求トラブル①:訪問販売

年々増加しているのが「火災保険で家を直しませんか?」と訪問販売する詐欺です。

特に高齢者が狙われやすく「0円で直せるなら」と何となく申込書にサインをしたら、火災保険ではなく高額な工事の契約を結んでしまっていた。

このような安易な契約が大きなトラブルへ発展してしまいます。

優良業者は訪問販売もしないので、家に訪ねてきた業者と契約することはやめましょう。

火災保険の請求トラブル②:手数料

悪質業者は、事前に手数料について触れないのが特徴です。

軽い気持ちでサインした契約書をよく見たら、”いかなる場合でも手数料30%を支払う”と記載してあり、結局高額請求された。

このようなトラブルも多数起きています。

また、成功報酬のほかに火災保険への申請補助に対する手数料も請求された事例もあります。

契約時の内容、特に手数料についてはしっかり確認してください。

火災保険の請求トラブル③:違約金

違約金に関するトラブルも注意が必要です。

契約書にサインをしたが怪しく感じたので解約を伝えたところ、高額な違約金を請求されてしまった。

サインをする前にしっかりと確認することが、このようなトラブルの対策になります。

また、電話の営業で火災保険リフォームを持ちかけられ、口約束でお願いしただけなのに、いざ断ったら「違約金を払え」と言われるというトラブルも起きています。

口約束だけで違約金が発生することはあり得ないですが、そもそも怪しい営業には応じないようにしましょう。

信頼できる業者を選んで無料調査を依頼しよう!

信頼できる業者を選んで無料調査を依頼しよう!

いかがだったでしょうか。

火災保険の無料調査は大変便利ですが、専門知識を利用した悪質業者のトラブルも多発しているので十分注意しなければなりません。

信頼できる業者を見極めるのは難しい世の中になっていますので、今回ご紹介をしたポイントを参考にしてお選びください。

詐欺トラブルに巻き込まれないために、たった1人で契約を決断しないことも大切です。

離れて暮らすご家族の方にもぜひ詐欺業者に注意するよう伝えておきましょう。


信頼できる業者をお探しの方には、火災保険申請サポートのプロである「修復ナビ」を利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力を借りるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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監修者情報

松岡諭司

松岡諭司

保有資格

宅地建物取引士/公認 不動産コンサルティングマスター

家業の不動産屋にて大規模不動産仲介に従事。その後、売上5,000億円規模の一部上場企業にて、25年以上不動産関連業務に携わり続けてきた。リフォームにも詳しい専門家。

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