「足場の設置が無料」って本当?足場代の価格相場やよくある3つのトラブルも紹介

「足場の設置が無料」って本当?足場代の価格相場やよくある3つのトラブルも紹介 外回り

今回の記事では、足場の設置に関する内容について紹介していきます。

リフォーム時や外壁、屋根塗装時に必要になる足場の設置。

工事の時には高いところでの作業があり、足場設置は必須です。

ですが、足場の設置費用は高額になるため、どうにかして費用を抑えたいと思ったことはないでしょうか。

そんな時に、足場の設置にかかる費用が無料になると言って近づいてくる業者がいます。

費用を抑えたいと思って、このような言葉を簡単に信じてしまうと思いがけないトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。

トラブルを未然に防ぐためにも、足場の設置にかかる費用やよくあるトラブルを事前に把握しておきましょう。

そこで本記事では、足場の設置に関する内容を徹底解説します。

足場の価格相場を知ることで、足場無料と言う言葉に簡単に騙されないようになります。

価格相場を理解した上で、足場工事を依頼するようにしてください。

それでは見ていきましょう。

なお、足場の設置費用を少しでも安くしたい場合は、火災保険の給付金の利用を検討しましょう。

火災保険の給付金は使い道が自由であり、申請サポート業者を利用すれば、簡単に申請できます。


足場にかかる料金が無料になることはない

足場にかかる料金が無料になることはない

先ほども軽く触れましたが、業者の中には「足場の設置を無料で行います」と言って近づいてくる業者もいます。

結論から先に言うと、足場の設置にかかる費用が無料になることはありません

足場には多額の費用がかかります。

しかし、この多額の費用を無料にすると業者は大きな損失だと思いませんか。

足場無料を謳ってくる業者の秘密は、他の施工代金を高くするということ。

足場費用を無料にしている分、塗装代金、リフォーム代金を高く設定して、業者が得をするようにしているのです。

つまり、足場無料というのは真っ赤な嘘。

最終的な費用が逆に高くなってしまう場合もあるので注意してください。

他の業者と相見積もりをし、安くなっているかどうか確認するようにしましょう。

足場の組立にかかる費用の相場

足場の組立にかかる費用の相場

ここからは、足場の組立にかかる費用相場を紹介していきます。

一般的な足場の組立にかかる費用相場は、自宅の平米数が30平方メートルから45平方メートルであれば20万円前後

足場の組立は専門の足場業者に依頼することが一般的なので、塗装依頼をした場合でも塗装業者が足場業者に依頼して足場を設置します。

なので、足場代が相場より安い、もしくは無料となっている場合は注意してください。

足場業者を通さずに単管足場という簡易的な足場で費用を抑えている悪質な業者かもしれません。

このように工事を安く済まそうと考えすぎると悪質な業者に騙されることがありますので、気をつけましょう。

足場の金額は面積によって変わる!足場の計算方法

足場費用の相場は、足場面積が1平方メートルあたり800円となっています。

この相場は、どの地域に住んでいてもほとんど変わらない明確なものですので、覚えておいて損はありません。

自宅の平米数が上がれば上がるほど費用は高くなるということを覚えておきましょう。

また、建物が何階建てかによっても大きく変動します。

建物が高ければ当然足場の面積は大きくなります。

見積書の数値と相場を照らし合わせて金額が大きくかけ離れていないか、必ずチェックする様にしてください。


外壁・屋根塗装に足場の設置が必要な理由

外壁・屋根塗装に足場の設置が必要な理由

上記で紹介した足場の設置にかかる費用相場を見て、高すぎると思った方もいるかもしれません。

そんなに高額になる足場なら、設置しなければいいのではないかと考えた方もいるのではないでしょうか。

ですが、足場を設置するのには大切な意味があります。

そこで、ここからは足場の設置が必要な理由を紹介していきます。

理由を知ることで、足場の費用を節約しすぎるのは問題のあることだと認識することができます。

なので、ここでしっかり把握しておきましょう。

足場の設置が必要な理由1:業者の安全確保

頑丈な足場を設置する理由は、何より業者の安全確保のためです。

高い位置での作業には、しっかりとした足場が必要不可欠。

足場に費用をかけるのは、業者の命を守るためだということを忘れないようにしてください。

足場の設置が必要な理由2:技術の品質を下げないため

安定した足場により、業者は自分の技術を最大限発揮することができます。

なぜなら、簡易的な足場だと足場が不安定になり塗装に集中することができません。

結果、業者の技術は活かされなくなってしまいます。

塗装には断熱や遮熱、汚れを弾く機能がありますが、きれいに塗装されないとその効果は半減

業者の技術を最大限に発揮してもらうためにも、きっちり足場を設置しましょう。

足場の設置が必要な理由3:近隣住宅への配慮

塗装工事などの場合は、周りに塗料が飛んでしまう可能性もあります。

近所の住宅などに飛んでしまうと迷惑をかけてしまうかもしれません。

こういった近隣住宅の配慮のためにも、足場の設置が必要になるということです。

足場の設置には、塗料の飛散防止用ネットも付帯します。

近隣住宅の人に塗料がかかるのを防ぐため、近所への配慮としてネットの存在は大切。

近隣住宅の安心を確保するために、足場の設置にしっかりと費用をかけるようにしましょう。

なお、足場の設置費用を少しでも安くしたい場合は、火災保険の給付金の利用を検討しましょう。

火災保険の給付金は使い道が自由であり、申請サポート業者を利用すれば、簡単に申請できます。

足場の種類

足場の種類

ここからは、足場の種類について紹介していきます。

足場にはいくつかの種類があり、それぞれ違った特徴を持っています。

足場の種類を自分で選択することは少ないかもしれませんが、それぞれの足場の特徴を押さえておきましょう。

それでは、それぞれ紹介していきます。

1:クサビ(ビケ)足場

現在の足場でよく見られるのがクサビ(ビケ)足場です。

クサビ(ビケ)足場は、足を乗せる部分にパイプを並べて、足裏が全て足場に乗るタイプ。

足場部分が広いので、安定して作業を行うことができることが特徴です。

組み立てや解体が簡単な足場ですが、組み立て時にハンマーを使って固定するため、その音が気になるかもしれません。

なので、足場を設置する前に近所の方に一声かけておきましょう。

2:単管足場

単管足場は、足を乗せる部分がパイプ2本だけで構成されているタイプの足場。

足場がとても狭く、常に足を滑らせてしまう危険性が伴います。

また、落下の可能性もあるので足場としてはあまりおすすめできません。

現在では、クサビ(ビケ)足場が使えないような狭いスペースの工事で使われます。

しかし、危険性が高いためほとんど使われていません。

設置が簡単で価格が安いということもあり、悪質な業者は単管足場を設置する場合があるので注意してください。

3:単管ブラケット足場

単管ブランケット足場は、単管足場にブラケットというパーツを設置することで足を乗せる板を取り付けたタイプの足場。

単管足場に比べ足場が安定しており、安全に作業できます。

クサビ(ビケ)足場との違いは、ボルトを使って固定されている足場であるということ。

頑丈さはクサビ(ビケ)足場に比べるとやや物足りないですが、バランスのとりやすさは充分な足場になっています。

自分で足場を組むことはできる?

自分で足場を組むことはできる?

足場の設置は費用がかかるから、自分で設置しようと考えた方もいるのではないでしょうか。

しかし、足場は自分で組むことができません。

というのも、足場を組むためには足場の組立て等作業主任者と言われる国家資格が必要になってきます。

また、足場の設置に関わる方は特別教育を受講しなければなりません。

そのため、自分で足場を組むのはもちろん、板を動かすような足場に関わる作業もすることができないことを覚えておいてください。

足場に関するトラブル

足場に関するトラブル

ここからは、足場の設置に関するよくあるトラブルを紹介していきます。

信用のできない業者に依頼してしまうと、思いがけないトラブルに巻き込まれるかもしれません。

なので、ここで前もって足場の設置で起きやすいトラブルについて把握しておきましょう。

事前に把握しておくことで、トラブルを未然に防げるように対策ができます。

それでは、足場設置の際によくあるトラブルを3つ紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

トラブル1:建物の破損

足場を組む時や、足場の解体をしている時に建物を傷つけて破損させてしまうというトラブルがあります。

悪質な業者だと傷をごまかして、破損させたことを伝えないようなこともあるので注意してください。

また、足場業者は下請けになりますので、補償の責任を問うことができないこともあります。

泣き寝入りを防ぐため、工事に入る前に足場業者が瑕疵(かし)保険に加入しているかを確認しておきましょう。

工事時に事故が起きた時に、補修費用を保証してくれる保険が瑕疵保険です。

保険の対象範囲まで確認しておくことで、工事箇所以外で事故が起きても補償されるかどうか、工事関係者以外の人が事故を起こしても補償されるかどうかがわかります。

足場を設置する場合は、万が一のことも考えておきましょう。

トラブル2:自宅だけの土地だけで足場が設置できない

敷地の狭い家だと、自分の家の敷地部分だけで足場を設置できないというトラブルが発生します。

信頼のおける業者は隣人への訪問に同行してくれ、足場設置のスペースを借りる説得の手助けをしてくれるでしょう。

ですが、悪質な業者だと訪問は必要ないと言ってくることがありますので注意してください。

敷地内に侵入したという責任を問われるのは自分になりますので、しっかりと隣人に説明して承諾を得るようにしましょう。

トラブル3:業者からの見積書

業者から受け取る見積書の見方がわからず、多額の費用を請求されるといったトラブルもよくあります。

専門知識のない素人は、見積書の見方がわからないことも当然。

そのため、悪質な業者は見積書の内容を説明することなく、工事内容の詳細を伝えないまま契約を迫ってくることがあります。

このような悪質な業者の思い通りにならないためにも、見積書で見るべき要点を把握しておきましょう。

見積書のチェックするべき点は有効期限、工事範囲、名称、数量、単価、金額です。

これらについて詳細な説明を求めた時に説明が不充分だと感じた業者との契約はやめてください。

信頼できる業者を見極めるようにしましょう。

価格相場を理解した上で足場工事を依頼しよう

価格相場を理解した上で足場工事を依頼しよう

いかがでしたでしょうか。

価格相場を知ることで足場工事を依頼する不安がなくなります。

足場の設置は国家資格が必要で、簡単に無料になるものではありません。

トラブルを防ぐためにも、適正な金額を支払って工事してもらうということが大切だということを忘れないようにしましょう。

なお、足場の設置費用を少しでも安くしたい場合は、火災保険の給付金の検討をおすすめします。


足場の設置が必要になったさいは、費用無料で完全成果報酬型の火災保険申請サポートを選ぶとよいでしょう。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、不払い認定されたり、見落としや間違いが発生する可能性があります。

家全体の破損箇所の調査見積もりから、書類作成のアドバイスまでトータルで手厚くサポートします。

費用については完全成功報酬型のため、申請しても万が一給付金が得られなければ、一切費用がかからないのでリスクなく依頼できます。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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監修者情報

松岡諭司

松岡諭司

保有資格

宅地建物取引士/公認 不動産コンサルティングマスター

家業の不動産屋にて大規模不動産仲介に従事。その後、売上5,000億円規模の一部上場企業にて、25年以上不動産関連業務に携わり続けてきた。リフォームにも詳しい専門家。

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