水回りのリフォーム費用の相場を徹底解説!お得にリフォームできるポイントも紹介!

水回りのリフォーム費用の相場を徹底解説!お得にリフォームできるポイントも紹介! 水回り

今回は、水回りのリフォーム費用の相場についてご紹介します。

水回りは経年劣化が原因で故障やトラブルを起こす可能性があるため、約20年ごとにリフォームすることが推奨されています。

そんな水回りのリフォームですが、検討する際に気になるのが工事費用はいくらかかるのかという点。

「水回りの工事費は高い」とよく言いますが、費用相場はどの程度なのでしょうか。

また、水回りといってもお風呂、トイレ、洗面所、キッチンにかかるリフォーム費用は全く異なります。

そこで、本記事ではそれぞれの水回りのリフォームにかかる費用の相場を紹介していきます。

他にも、マンションに住んでいる場合の水回りリフォームの注意点や水回りリフォームを格安に抑える方法についても紹介。

ぜひ、この記事を参考に水回りのリフォーム費用を抑えるコツを押さえて、理想的な住環境を整えましょう。

水回りのリフォームには、火災保険を使えることもあります。

最大限に火災保険を活用したい方は、申請サポート業者を利用するとよいでしょう。


水回りとは?

水回りとは?

水回りとは、住宅のお風呂場、トイレ、洗面所、キッチンの水を使う4つの場所を指します。

住環境の中でも水回りは最も使用頻度が高く、生活する上で欠かせない場所です。

知っておくべきことは、水回りには耐用年数があるということ。

家族が多いほど使用頻度も上がるため老朽化するスピードも早まり、洗面台のひび割れや水漏れ、トイレの詰まりなどトラブルを生じやすくなります。

また、長年使い続けることでカビや汚れによる悪臭が伴うこともあるので注意してください。

水回りのトラブルが生じてから修理を行うと、状況によっては100万単位の修理費がかかることもあります。

そのため水回りは早くて15年、遅くとも20年程度経過したらリフォームするようにしましょう。

清潔な水回りを保つためには、早めのリフォームを検討することが賢明です。

水回りをリフォームするタイミング

水回りをリフォームするタイミング

ここからは、水回りをリフォームするタイミングについて紹介していきます。

長年水回りを使い続けると「そろそろリフォームすべきかも」と思わせるサインが現れてきます。

水回りのリフォームをするタイミングにお悩みの方は、次のような症状が出たら検討しましょう。

それでは、それぞれの水回りのリフォームを検討させるサインを紹介していきます。

水回りリフォームのタイミング:お風呂場

お風呂場のリフォームを検討するべきタイミングは、以下の症状が現れたときです。

  • コーキングのはがれ
  • 浴槽やタイルのひび割れ
  • カビ汚れの付着
  • 脱衣場の傷み

お風呂場の耐用年数は、一般的には約15年

ですが、目に見えた損傷がある場合は早めに修理やリフォームを行わないと、大きな故障につながります。

水回りリフォームのタイミング:トイレ

トイレのリフォームを検討するべきタイミングは、以下の症状が現れたときです。

  • 接続部分の水漏れ
  • ニオイが気になる
  • ウォシュレットの故障
  • 便座のひび割れ
  • 目につく汚れ

トイレの場合は陶器の部分は長持ちしますが、それ以外の便座や排水管は約10年以上経過したら交換することが望ましいです。

ですが、すでに水漏れやひび割れが生じている場合は早急に修理リフォームを行ってください。

ニオイや使い心地に不満があるなら、トイレ本体と壁もリフォームをして一新することをおすすめします。

水回りリフォームのタイミング:洗面所

洗面所のリフォームを検討するべきタイミングは、以下の症状が現れたときです。

  • ひび割れ
  • 水漏れ
  • カビ汚れ

洗面所の耐用年数は、使い方次第では約20年と比較的長く使用できます。

ですが、陶器にひび割れが生じている場合は放置すると水漏れし、カビの繁殖につながるため早期にリフォームをするようにしましょう。

蛇口やシャワーホースから水漏れしている場合は、直ちに応急処置を行わないと水道代を無駄にしてしまいます。

また、頑固なカビ汚れに悩んでいる方もリフォームするタイミングと考えましょう。

水回りリフォームのタイミング:キッチン

キッチンのリフォームを検討するべきタイミングは、以下の症状が現れたときです。

  • 水漏れ
  • カビや油汚れ
  • 排水管の詰まり

キッチンの耐用年数は長くて20年程度ですが、使用頻度や使い方次第で老朽化が早まります。

見落としがちサインが、蛇口の付け根から起こる水漏れ。

放置すると大きなトラブルに発展する可能性があるので、早めに修理やリフォームをしましょう。

他にも落としきれないカビや油汚れ、強い湿気がこもる場合、排水管から悪臭がする場合もリフォームをおすすめします。

水回りのリフォーム工事費用の相場【お風呂場/トイレ/洗面所/キッチン】

水回りのリフォーム工事費用の相場【お風呂場/トイレ/洗面所/キッチン】

ここでは、お風呂場・浴室、トイレ、洗面所、キッチンそれぞれのリフォーム工事費用の相場や工事期間の概要について解説します。

生活に欠かせない水回りを新しくリフォームすると、清潔で使い心地の良い空間へと生まれ変わります。

実際に水回りのリフォームを行った時の工事費用や工事期間はどの程度なのかを知り、今後の計画につなげましょう。

それでは、それぞれ紹介してきます。

お風呂場・浴室のリフォーム工事費用

一般的なシステムバスのリフォーム費用相場は、約50万円から機能や素材のオプションによっては150万円ほどまで上がります。

工事費用の内訳は、既存ユニットバス撤去など関連工事に20万円前後、ユニットバス本体価格が30万円~という内容。

ユニットバスのサイズやオプションが価格に大きく影響をし、脱衣場も合わせてリフォームする場合は別途費用がかかります。

工事期間は、ユニットバスからユニットバスへリフォームする場合は早くて3日程度

古いタイプの在来浴室からユニットバスへリフォームする場合は7日前後かかり、築年数や状態によっても変動します。

トイレのリフォーム工事費用

トイレの場合はトイレ本体のグレードだけでなく、トイレの壁や床を交換するかによりリフォーム工事費用が変動します。

一般的な洋式から洋式トイレへリフォームする場合の費用相場は約20万円程度。

その内訳は、既存のトイレ撤去や取り付け工事に約10万円、トイレ本体が約10万円程度という内容です。

オプションを付ける場合は、手洗い場を取り付ける場合は追加費用に約10万円、タンクレストイレを選ぶと本体価格が約5万円ほどアップします。

トイレのリフォーム工事期間については、1日で終わることがほとんど

また、和式トイレから洋式トイレへリフォームする場合は約30万円前後となり、トイレの場所を移動する必要があるなど状態によっては50万円程度かかります。

この場合の工事期間は丸2日以上かかるので注意してください。

便座のみ取り替える場合は約5万円程度のリフォーム費用で済みます。

洗面所のリフォーム工事費用

洗面所のリフォーム工事は、簡単なものなら費用を安くスピーディに交換できます。

シンプルな洗面所へ交換する場合は約20万円程度、工事期間も半日かからない程度で完成します。

リフォーム工事の内訳は、既存の洗面所の撤去や設置工事に約10万円、洗面所本体に約10万円という内容。

こちらも洗面所のグレードをアップさせるごとに工事費用も加算され、洗面所の壁や床も合わせてリフォームすると50万円以上のリフォーム費用が発生します。

キッチンのリフォーム工事費用

キッチンは、サイズ変更やオプション追加に合わせて大きく価格変動しやすい部分です。

一般的な非対面式キッチンへリフォームする場合の費用相場は約50万円。

その内訳は、既存キッチンの撤去や設置工事に約10万円、システムキッチン本体価格が約40万円という内容です。

食洗機やタッチレス水栓などオプションを追加する場合は、1つのオプションの追加に対しプラス10万円程度かかると思っていてください。

また、対面式キッチンへのレイアウト変更、キッチン自体の場所を移動するなどの大掛かりなリフォーム工事になると100万円~200万円の見積もりが必要です。

工事期間は、既存のキッチンを交換する場合なら2日程度で済みますが、レイアウト変更などを行う場合は7日以上の日数がかかります。

水回りのリフォーム工事費用の相場【マンションの場合】

水回りのリフォーム工事費用の相場【マンションの場合】

ここからは、マンションに住んでいる場合の水回りリフォームにかかる費用相場について紹介していきます。

マンションの水回りをリフォームする場合、一般的な戸建住宅より費用相場が安くなる傾向にあります。

ですが、既存の排水管をそのまま使用する、サイズ変更をしにくいなどの条件があるためマンションの水回りリフォームを行う際には注意しましょう。

マンションの水回りリフォームにかかる費用の相場は、以下の表の通りです。

場所 工事費用の相場
お風呂場 約50万円
洗面所 約15万円
トイレ 約15万円
キッチン 約50万円

上記の工事費用の相場は、既存の物と同じタイプのシンプルな商品へ交換した場合での金額で紹介しています。

ユニットバスからユニットバスへリフォームを行うなど、場所の移動やサイズの変更がない場合になっているので注意してください。

ユニットバスをお風呂と独立トイレに分離させるなど、複雑な工事が必要な場合は工事費用が別途かかります。

マンションでの水回りリフォームは管理規約に注意

マンションの場合は、一軒家と同じ感覚でリフォームすることができない管理規約があるので事前に確認しなければなりません。

マンションの管理規約とは、その建物住居にあらかじめ設けられたリフォームや交換へのルールのこと。

例えば、「玄関ドアの交換はNGだけど、リビングのリフォームはOK」といった内容で一定に基準が設けられています。

マンションは専有部分と共有部分があり、たとえ専有部分であっても建物の構造上などの理由で排水管の移動はNGとするケースもあるので注意しましょう。

基本的には水回りの取り替えのみはOKとするマンションも多いですが、マンションのルールをまずは確認してください。


水回りのリフォームを格安にするポイント

水回りのリフォームを格安にするポイント

ここからは、水回りのリフォームを格安で抑えるコツを紹介していきます。

水回りのリフォームを格安にするコツは2つ。

それぞれのポイントを押さえて、お得に水回りをリフォームしましょう。

水回りのリフォーム費用を抑えるコツ1:グレードを下げる

水回りのリフォーム費用を抑えるコツとして、まず挙げられるのは商品グレードを下げること

トイレなら1番安いグレードなら10万円以下で見つかりますが、流行のタンクレストイレやフロート型は20万円~30万円以上と本体価格が上がります。

キッチンやお風呂場についても、素材やオプションや色にこだわるにつれて価格が高騰するので予算内のプランをよく検討しましょう。

妥協できる部分はできる限り省き、今後使い続ける上で必要な設備は取り入れるようにすることが重要です。

水回りのリフォーム費用を抑えるコツ2:セットプランを活用する

次におすすめする水回りのリフォーム費用を抑えるコツは、セットプランを活用すること。

セットプランとは、施工業者が取り扱う”キッチン・トイレ・お風呂・洗面所の4点セット”のようなパック料金プランのことです。

工事費込みで格安プランを打ち出す所がセットプランの売りとなり、中には4点セット工事費込みで100万円といった商品も見つかります。

一箇所だけリフォームするよりも数箇所合わせて行った方が結果的に安く、使い心地も良くなる可能性があるので検討してみてください。

水回りをセットプランでリフォームするメリット

水回りをセットプランでリフォームするメリット

前項で紹介したように、一箇所だけリフォームするよりもセットプランを利用することでお得にリフォームできる可能性があります。

なので、ぜひおすすめしたいセットプランでの水回りリフォームですが、セットプランにはメリットとデメリットがそれぞれ存在します。

そこで、ここからはセットプランで水回りリフォームをするメリット・デメリットを紹介。

ここでセットプランの特徴をしっかりと把握してリフォームを検討しましょう。

まずは、水回りをセットプランでリフォームするメリットについて詳しく紹介していきます。

メリット1:安くリフォームすることができる

セットプランをおすすめする最大の理由は、安い費用でリフォームすることができるから。

施工業者はセット販売の方がメーカー側から安く仕入れることができます。

また、セットプランの方が宣伝効果も高く、一度のリフォーム工事で複数完了させた方が人件費などのコストカットにつながるため業者にからしてもメリット。

なので、セットプランでリフォームした方が費用が安く抑えられるということです。

メリット2:統一感がでる

セットプランを利用した方が同じ業者がリフォーム工事を行うために統一感が出ます

水回りごとにリフォーム業者を変えてしまうと工事にムラができやすく、仕上がり感に不満が出てしまうかもしれません。

一度にリフォーム工事を行った方が何度も要望を伝える手間が省ける上に、こちらの好みも理解してもらいやすいです。

水回りをセットプランでリフォームするデメリット

水回りをセットプランでリフォームするデメリット

ここからは、セットプランでリフォームするデメリットについて紹介してきます。

上記でセットプランのメリットについて紹介しましたが、デメリットと感じてしまう点もあります。

しっかりとセットプランのデメリットについても把握した上で、水回りのリフォームを検討しましょう。

それでは、セットプランのデメリットを紹介していきます。

デメリット1:商品を選べない

セットプランを利用するデメリットの1つ目は、商品を選べないということ。

水回りにはこだわりたいという方にとって、商品の選択肢が狭いセットプランはやや不向きかもしれません。

セットプランは安い分、色やデザインやシリーズが限定されていることが多く、最新型ではないケースもよくあります。

すでに理想的な水回りを思い描いている人にとって、妥協する箇所が多いほど不満につながるでしょう。

デメリット2:追加工事は別途で費用がかかる

セットプランを利用するデメリットの2つ目が、決められた工事以外については別途費用が発生するということ。

既存の商品を撤去して新しい商品を設置するまでが一般的な工事となり、レイアウトの変更や床や壁の交換などは含まれていません。

もしセットプラン以外の工事を依頼したいという場合は、別の業者にも見積もりを依頼してから比較検討しておきましょう。

費用相場を把握して水回りのリフォームを検討しよう

費用相場を把握して水回りのリフォームを検討しよう

いかがだったでしょうか。

水回りがピカピカに新しくなると、清潔度が増すだけでなく気持ちもリフレッシュします。

これから水回りへリフォームを検討する方は、まずは費用相場をしっかり把握しておきましょう。

それぞれの水回りリフォームにかかる費用は異なり、戸建てやマンションなど住まいのタイプによっても違います。

理想の水回りへリフォームしたい方は、できる限り安い方法を選んでお得にリフォームをしましょう。

水回りのリフォームには、火災保険を使えることもあります。

最大限に火災保険を活用したい方は、申請サポート業者を利用するとよいでしょう。


水回りのリフォームを依頼する前に。火災保険が利用できるか確認してみましょう。火災保険の給付金でリフォーム費用がまかなえるかもしれません。

リフォーム後に申請してしまうと、被害箇所の確認ができないため給付金がもらえない可能性があります。

もし、火災保険申請を自分で行うのに不安があるなら、火災保険申請サポートを利用するのがおすすめです。

火災保険の申請は複雑な専門知識が必要なため、ご自身で給付金請求を行うと、見落としや間違いが発生する可能性もあります。
スムーズな申請と最大限の給付金を受け取るには、プロの力をかりるといいでしょう。

「修復ナビ」ではご相談から火災保険の申請サポートまですべて無料で対応しています。また弁護士監修で、現地調査も一級建築士などのプロが行うため安心してご利用できます。

気になることがございましたら、まずはお気軽にメールやLINEでご相談ください。すべて無料で対応させていただきます。

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監修者情報

松岡諭司

松岡諭司

保有資格

宅地建物取引士/公認 不動産コンサルティングマスター

家業の不動産屋にて大規模不動産仲介に従事。その後、売上5,000億円規模の一部上場企業にて、25年以上不動産関連業務に携わり続けてきた。リフォームにも詳しい専門家。

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